ツボ押しの場所・やり方のコツについて
「リンパマッサージ」と併用して行なってあげたいのが「ツボ押し」です。体には様々な部位にツボがあると言われていますが、むくみに対して、ツボ押しはとても効果的なので取り入れておきたいです。特に下半身はツボがたくさんあるので、足を細くしたいと思っている方はぜひチェックしてもらいたいものです。
ツボ押しのときにあると便利なもの
ツボ押しは基本的に指の腹を使ってできるのですが、ツボ押し専用の棒があるととても便利です。「ツボ押し 棒」などと検索するとすぐに出てきますし、最近ですと、100円均一などでも買えるようになっていますので、ぜひゲットしてみてください。ツボ押し棒を使うことでよりしっかりとツボを深くまで押していくことができるようになります。
足を細くするツボはどこにある?
足を細くするツボは大きく分けて「足の裏側」「ふくらはぎ」「膝の裏」にあります。それぞれのツボが与える影響をみてみましょう。
足の裏側にあるツボは「涌泉(ゆうせん)」と呼ばれています。足の裏の中央からややつま先側にあるツボです。力を入れて指圧するような形でツボ押ししてあげるといいです。親指の腹で強く指圧してもいいですし、中指を曲げたときに膨らむ第二関節を使って指圧したりするのもいいです。この部分は指圧しても痛さを感じにくい部分なので、できるだけ力が入りやすい格好・方法でツボ押ししてあげたほうがいいです。一箇所をずっと押し続けるよりも、数mmずらしながら押す、という感じで行うと効果的です。
ふくらはぎにあるツボは「承筋(しょうきん)」「承間(しょうかん)」「承山(しょうざん)」の3つです。上から「承筋」「承間」「承山」の順番で、ふくらはぎの中央、膝裏から5〜8cm下あたりに3〜4cmの感覚で3つのツボがあります。画像をみてもらうと一番わかりやすいです。両手で足を掴んで親指の腹を使ってツボ押しをしてみましょう。ふくらはぎは力が自然と入りやすい部位なので、力を抜いた状態でツボ押ししてあげるように意識してあげるといいです。一番下の承山→承間→承筋の順番でツボ押ししてあげましょう。
膝の裏にあるツボは「委中(いちゅう)」と呼ばれています。膝が曲がっている状態だとツボ押ししにくいので、膝を伸ばした状態でツボ押ししてあげましょう。膝を伸ばした状態で両手で膝を抱えるようにし、両手の中指の腹を使って指圧してあげると上手にツボ押しできます。足を台の上にのせながら行なったりするといいかもしれません。
ツボ押しのテクニックはある?
ツボ押しの順番なのですが、「足裏〜膝裏」に向かって、下から上のツボに向かって押してあげるようにするといいです。ふくらはぎのむくみだったりすると体の中の水分が重力によって下がってきてしまうことがむくみの原因になったりするので、“下から上へ”を意識してあげると、むくみが改善されやすくなります。
ツボの種類によっても押す強さは異なってくるのですが、基本的には“痛気持ちいい”と感じるぐらいの強さで指圧してあげるといいでしょう。ツボ押しは、毎日しっかりと行ってあげたほうがいいです。1日やったぐらいではほとんど変化を得られないもので、続けることに意味がありますので、根気よく続けていきましょう。タダでできるのですから、そこは努力しましょう!
リラックスして行なうほうがいいので、音楽を聴きながら、半身浴をしながら行なったりするのがおすすめ。ただ、ながら作業になってしまうと集中を欠いてしまうので、集中しながらもリラックスできる空間で行ってあげることが大事です。